2012年12月頃のお話です。
今回の記事は2012年12月頃のお話で、アメブロの方で書いていたものをこちらのブログ用に少しだけ変更して書いています。
遅延補正というのはDTMにおいて切っても切り離せない問題です。
この内容は備忘録としても大事だと僕は思っているので今回更新してみました(^_^)
実際、アメブロでも検索ワードによく上がっていました。
実際、アメブロでも検索ワードによく上がっていました。
様々なプラグインによって発生するレイテンシー
プラグインとはここではコンプレッサーやイコライザー等を指します。
曲をミックスしたりするときにコンソール画面に必要なプラグインをひとつひとつ挿入します。
プラグインを稼働させるのはパソコンのCPUです。
ですので、プラグインの処理や機能によって処理の差が生じ、そのために遅延が発生するのです。
で、AUTO-TUNEという定番のピッチ補正のプラグインがありまして、、、
これを挿入すると、もう明らかに音が遅れます。
ボーカルの音程を補正するのがこのプラグインなので、オケとずれてしまうと補正もやりずらくって仕方ありません。
それでもボーカルをソロにして頑張ってピッチ補正をしていたのですが、、、
ある日Pro Tools 9 の参考書を読んでいたら、解決方法が書いてあったんですよ(^_^;)
それも、本の最初の方のページに!!
遅延補正機能と僕の勘違い
Pro Toolsはバージョン9からトラックごとに遅延を確認出来、それを補正する機能が付いています。
僕はそれに気付かずに1年くらいPro Toolsを使っていました。。。(汗)
というか、遅延補正機能があるのは何となく知っていたのですが、勝手に機能して遅延を補正してくれていると勘違いしていたのです(^_^;)
本を良く読んでみると、プロジェクトごとに設定しないと機能しないそうです。。。
遅延補正を確認して設定してみた
ここから先の内容はアメブロの記事とほとんど同じです。
まず遅延補正が機能しているか確認です。
「設定」→「プレイバックエンジン」と選択します。
すると、「プレイバックエンジン」のダイアログが表示されます。
真ん中辺の「遅延補正エンジン」という項目、「なし」になっています。
これ、アウトです。。。(^_^;)
遅延補正していません(汗)
ミックス画面で「遅延補正」を表示させてみると、、、
暗いですね〜
では、先ほどの「遅延補正エンジン」のプルダウンメニューを選んでみましょう。
「ショート」と「ロング」と、Pro Tools10になってから「最大」という項目が選べます。
ショートだと、1トラックあたり1023サンプル。
ロングだと、1トラックあたり4095サンプルまでカバーしてくれるみたいです。きっと、ロングに設定するとCPUの負荷が増えてくるのかなって思います。
とりあえずショートを設定してみました。
するとこんな感じに、、、
「vocal」というトラックにAUTO-TUNEを挿入しているのですが、2660サンプル遅れています。表示も真っ赤ですねぇ(^_^;)
この状態で再生してみると、遅延補正なしの状態とあまり変わりませんでした。しっかりと遅れて聴こえています。
と、いうことで、次はロングに設定!
ロングは4095サンプルまで対応しているようなので、数値上では2660サンプルの遅れはカバー出来るはず!
と期待しつつ起動!
おお!今度はオレンジ色になりました!
これは期待出来そうだと再生!
その結果、バッチリ遅れはなくなりました~
いや~大興奮です。
これで気持ちよくボーカル等のピッチ補正ができますよ~
最後に
ウチで一番遅れが出るのはAUTO-TUNE 7です。
これの遅れが解消されたので、「最大」は試しませんでした。
そして、、、
やっぱり参考書は買ったからにはしっかり読まないとダメですね…orz
遅延補正に関してはバージョン9から付いた目玉機能のようで、凄く前の方のページで解説してありました…
ではでは…
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